9月6日(シャトーフォングラーヴ.1)

9月6日(シャトーフォングラーヴ.1) 
朝起きたら、ホテルの前で朝市が開かれていました。
さて今日は、シャンパーニュの畑の中に新しく作られたシャンパーニュ・アルデンヌ駅からTGVでボルドーへ向かいます。世界の車窓からのようです。

パリを通らすに直接ボルドーへわずか4時間ちょっとの新しい直行便で、地元の人から、そんなTGVがあるのか?と何度も聞かれました。
日記を書いていたら、おっとドルドーニュ川を列車がわたります。おっと降りる支度をしなくっちゃ。。 ボルドーに来るのは10年ぶりです。

ボルドー駅に、シャトー フォングラーヴのフランソワが迎えに来てくれていて、早速彼の自宅に招かれました。
実際は、奥さんのクラウディのお母様のおうちだそうです。

で、これが大豪邸。ゲスト用のベッドルームだけで8つもあるし、2つのダイニング、バー、プールとまるでホテルです。さらに、アンティーク音響機のミュージアムまであって、国宝級のコレクションがごろごろしています。そのすごさは写真ではお伝えできないので、あえて割愛しますが、コチ亀の漫画にでてくるような豪邸です。フランソワと、東京で知り合ってから12年くらいたつし、彼は最低1年に一回は東京に来てるので、こちらから訪問するのは今回が初めて。貧乏な農民だとばかり思って東京ではいつもご馳走してあげてたんですが、なんと大富豪だったようです。ま、婿ですけど。。。
ディナーには、彼のワイン作りを手伝ってくれているワインコンサルタントのジャン・リュックもやってきました。
彼らのワインを飲みながら早速ワイン談義。ジャックピカールでいただいたミレジム2002年も抜栓。大好評でした。
   
お料理は、彼のお義母さんのマミヌーさんが全て造ってくださいました。
マミヌーさんは、ボルドー料理の専門家ともいえる方のようで、出てくるお料理全てが、星付レストランを間違いなく凌駕するほどの素晴らしいものばかり。
特に、ほとんどレアかと思わせるフォアグラのテリーヌは、いままで食べたフォアグラの中で最高のものでした。
フォワグラの自宅で飼っている鴨を2日前に絞めて用意してくださたっとのこと。どうりで新鮮なわけですね。これは日本では真似ができません。
最初から、ソーテルヌのシャトーフィロー 1975年が何気に抜かれていて変だなあと思っていたのですが、こういうことだったんですね。
フォアグラとの組み合わせは、美味しいをとび超えて、まさに芸術的な味わいでした。

ボルドー名物のランポワ(ヤツメウナギ)のワイン煮、鴨のロティも最高!
赤ワインは地下のセラーから、
シャトージスクール1990年と、シャトーラミッション・オーブリオン1990年の90年対決。うむむむむ。。。。
どちらも心地のよい熟成感と、新鮮な果実の風味がいっぱいで驚きました。やっぱ、現地で丁寧に保管され、現地で飲むボルドーは、ひと味違うように思われます。
みなさん、ありがとうございました。堪能しました。ああ、ボルドーよかとこね。