9月10日(バルセロナ)

9月10日(バルセロナ) 
 
早朝、地中海の町ナルボンヌから国際列車”タルゴ”に乗って、スペイン・バルセロナに向かいます。
予定通り(?)、定刻より一時間遅れでバルセロナに無事到着。
古い友人のアルテガ・フィステル社のオーナー、マルティ・ケール氏とうちの担当マネージャー、ベン君が迎えに来てくれて、カーヴァの故郷、ヴィラフランカ・デル・ペネデスへ移動。
マルティの経営するレストラン、ラファブリカで寿司のランチ。
この店に来るのは4年ぶりですが、ますます味に磨きがかかっていました。お寿司とロゼワイン最高です!
食事の後は、世界遺産都市タラゴナに移動し、アルティガ・フィステルがプロデュースするカーヴドリラックスの人気ワイン、ノストラーダの生産委託先の一つであるパルゴ社を訪問しました。
オーナーのパコさんの大歓待を受けました。
本当は英語の堪能なご長男が案内してくれる予定だったのですが、「遠くから来てくださった大事な客人ぢゃ。失礼があってはならぬのぢゃ。このワシが自ら案内するのぢゃ!」といった感じで息子さんを押しのけ、自ら先頭にたってボデガ(セラー)を案内してくださいました。
「シ!\( `ロ´)/;)、!! \( `ロ´)/ヽρヾ(゜ω゜;)ノ_;\( `ロ´)/!」
と、早口のスペイン語はもちろん私にとって何を言ってるのか全くわかりません。
それでもパコさんは、熱心に大きな声で私に顔を近づけ、一生懸命説明してくださいます。私だけでなくボデガ中が、みんなとても困っています。

パコさんに、ひとつでも質問しようものなら、ボデガ全体が、あっちこっち作業をとめて、あーでもない、こーでもない、と大変なことになってしまったので、以後質問は避けました。

「\( `ロ´)/ρ(-ω-、)ヾ(゜ω゜;)ノ_;\( `ロ´)/???」
「 おっしゃることがわかりません 。。。( ̄ー ̄)」

てな感じで非常に勉強になりました。
言葉はわからなくても伝えたいことがあるって素晴らしいですね。
パコさんがいかにご自分のボデガに熱い情熱をお持ちなのか、よいワインをつくるために一生懸命なのかがよくわかりました。

ちょうど収穫したばかりの白ワイン用のブドウが到着。わたしも品質を厳しくチェック。

パコさん、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

 
ボデガをあとに、タラゴナにある中世の修道院の周囲に広がる葡萄園などを視察後、地中海の港町、ヴィラノヴァにあるマルティが経営するもうひとつのレストラン、オーガンクイットでディナー。
マルティの奥様のミユキさんが出迎えてくださいました。
なんともお洒落で素敵なレストラン。

地元のお洒落な人でお店は満席です。

ミユキさんとマルティとは、13年前にマルティが今のビジネスをスタートしたばかりの時に知り合って以来、本当に長いお付き合いになりましたが、出会ったころは、こんな感じでディナーをご一緒にできるとは夢のようです。

素晴らしいお料理の数々と、ノストラーダを堪能。なんか、ほんとに夢みたい・・・