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北海道訪問3日目です。
朝、余市に入りました。
最初の訪問先は、ドメーヌ・タカヒコ。
彼がワイナリーを立ち上げてから、早や6年。
いまや、押しも押されぬ日本のブティックワイナリーに成長しました。
早速エチエンヌと、ピノノワールの畑を見学。
空知のブドウ畑は、灰カビに悩まされていましたが、余市は大丈夫とのこと。
毎年来るたびに、ブドウの樹が成長しているのがわかります。
ここでもエチエンヌの質問がいっぱい。
オーガニックの畑の管理には、とても興味があるようです。
本当にきれいなブドウ畑です。
セラーに戻って、樽から2014年ヴィンテージを試飲。
やっぱり、素晴らしいです。
ブランドノワールの甘い香りに、うっとり。
力強いピノノワールにびっくり。
ナナツモリの2013年も試飲しました。
貴重なワインをありがとうございます。
うん、どんどん良くなってきていますね。
貴彦さん、ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
収量が増えたら、うちのアロケーションも、少しでもいいから増やしてね。
さて余市の町を、車でぐるっと一回り見学して、次の訪問先は、木村忠ヴィンヤード。
木村さんと、長男の幸司さんがお出迎え。
エチエンヌは昨日、おとといと、木村さんの収穫したピノノワールを何種類も試飲して、そのクオリティーの高さを充分に理解しています。
到着前から、興味津々でした。
早速ブドウ畑を見学します。
10ヘクタールの畑のうち、ピノノワールへの植え替えがすすみ、半分の5ヘクタールがピノになったそうです。
これを、忠さんと幸司さんの二人だけで管理しているというから本当に驚きです。
それにしても、よく管理された美しいブドウ畑ですね。
これまで見てきたどの畑より、たわわにブドウが結実しています。
エチエンヌも驚いています。「ビューティフル!」を連発しています。
質問は例によって、 土壌、クローン、台木、発芽期、開花期、樹勢・下草管理、灰カビ・ベト病対策、収穫期、収穫量などなど。
今日は、ワタシ、他に誰もいなくて、なんちゃって通訳なので、超大変。レベルの低い通訳で申し訳ありません。
でも、ワタシもとても勉強になります。
エチエンヌ曰く、「この畑の管理は、ブルゴーニュでも、トップクラスのブドウ畑に匹敵するよ。」とのこと。
わーすごい! すごい!
木村さん、今日はありがとうございます。
エチエンヌにすごくほめられて、なんだかワタシも鼻が高いです。
その後、いくつかのブドウ畑を見学した後、ここでエチエンヌとお別れです。
彼らは、これからニセコの上村さんのお宅に宿泊し、函館の農楽蔵さん、栃木のココファームを訪問する予定。
ワタシは月末の仕事があって、今夜のフライトで東京に帰ります。
余市で、列車を待つ間に、ニッカの工場をさくっと見学。
平日ですが、夏休み、マッサン効果ですごい人。
列車を乗り継ぎ、新千歳空港の朝市食堂。
時間がなくて、生ビール2杯と賄い丼を7分でいただきました。
とても、とても忙しい北海道訪問でしたが、実に濃密で得がたい貴重な体験の数々でした。
北海道のワインの大きなムーブメントは、まだまだこれから始まりそう。
エチエンヌさん、ありがとうございました。
皆さん、ありがとうございました。