7/28 (その2)
中澤ヴィンヤードをあとに、三笠へ向かいます。
ランチを岩見沢パーキングエリアの食堂で、さあっとすませ、少しだけ時間を挽回。
到着したのは、近藤ヴィンヤードの三笠圃場。
東向きの急斜面にひろがる自然栽培のブドウ園です。
近藤さんは、現在ここ三笠に2ヘクタールと、岩見沢に2ヘクタールのブドウ園をお持ちです。
エチエンヌが、昨日のテイスティングで一番お気に入りだったのが近藤さんのピノノワール。
矢継ぎ早に、質問攻めです。
もちろんワタシ、話に全く入れません。
土壌だとか、発芽・開花時期だとか、除葉だとか、灰カビ・ベト病対策だとか、そんなことを話しているようです。
近藤さん、ありがとうございます。
今年のワインも期待しています。
収量が増えたら、ちょっとでもいいから、うちのアロケーションも増やしてね。
そんな、こんなで、やっとたどり着きました。本日の最終訪問先、山崎ワイナリー。
次男の太地さんが、われわれを出迎えてくれました。
南向き斜面の、10ヘクタールの一枚畑はいつ来ても壮観です。
現在ワイナリーの周りにある2ヘクタールの畑とあわせて、12ヘクタール。
これを、山崎さんのご家族だけで管理されているのです。すごいなあ。
本当によく管理されたブドウ畑です。
ブドウがたわわに結実しています。
「とてもよく管理されている美しいブドウ畑だね。」と、エチンエンヌも感心しています。
山崎さんのブドウ畑は、大昔、川と海の河口部だったとのこと。
長年、隆起と沈降を繰り返し、地層が複雑に入り組んでいます。
10ヘクタールのブドウ畑に、7つの異なる地質が含まれているとのこと。
ふーん。
北海道農業研究センターが、一時間後との気候変化の測定を行っています。
そのデータをもとに、ブドウの病害の発生や、収穫量との因果関係を研究して、地域の農業の発展に役立てるそうです。
ふーん。
ワタシ、ひまなので有楽町ワイン倶楽部の田村さんに、ブドウ畑でのやらせの写真の撮り方を指導しました。
うん、そんな感じ。
大変よく出来ました。
太地さん、ありがとうございます。
ここにくると、いつも元気をいただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
収量が増えたら、ちょっとでもいいから、うちのアロケーションも増やしてね。
一路、札幌へ急ぎ帰り、今日の夕食は円山の「すし善 本店」。
おお! 超一流店。
しかも今夜は、すし善オーナー、寿司業界の第一人者、 現代の名工、巨匠・嶋宮さん自らが、握ってくださいます。
なんという幸運。
これは、まさに芸術。
言葉がありません。
エチエンヌも、上村さんも、みんな言葉がありません。
至福の時間が流れます。
ドメーヌタカヒコの泡、山崎さんのシャルドネとピノノワール。
エチエンヌの、サントーバン アンルミリー。
やっぱり、最高の寿司には合わせるのは、ワインですね。
もう、抜群に合うとしか言いようがありません。
あ、でも、竹筒の日本酒もおいしかった。
嶋宮さん、ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
ワタシ、生まれてきて良かった。
今日まで生きてて良かったです。
皆さん、ありがとうございました!