9月8日(フォンカリュー社)

9月8日(フォンカリュー社) 

ボルドーからトゥールーズを経由して、カルカッソンヌに到着。

今回の訪問の最大の目的の一つ、フォンカリュー社訪問です。

昨年の7月にわがマルキドボーランの生産委託先をこのワイナリーに変更してから、実は初めての訪問になります。

フォンカリューは、ラングドックの約1000軒のブドウ栽培者が共同して設立した組合で、ひとつのセラーと3つのワイナリーを持ち、自社の栽培面積は6000ヘクタールに及びます。

ひとおりセラーを案内してもらった後は、テースティグング。
実はまだ内緒なんですが、新製品のブレンドを最終決定することになっていて、たまには割と真剣モードで臨みました。

フランスから日本へDHLでサンプルを何度もやり取りするより、やっぱ超らくちん。
こうでもない、ああでもないとすったもんだのあと、なんとか最終的に満足いくブレンドができました。ああ、疲れた。

ブレンドが終わって、ほっと一息ついたあとは、葡萄園の見学です。
ミネルヴォワにある組合員のひとり、リュックおじさんの畑を見学。

世界遺産カナールドミディ(運河)に沿って広がる素晴らしいブドウ園です。広大なブドウ園が細部まで細やかに手入れされています。
この写真だと、ちょっとわかりづらいですが、水田のように葡萄畑に水がひかれています。
「この水はなんですか?」と、リュックさんに聞くと、
「今年は雨っこさすくなくてよ。えれえ乾いてるはんで、収穫さ終わったブドウの樹さ、癒してるんだべさ。」 とのことです。

うーん、なんという丁寧なブドウ管理なんでしょう。おいしいワインが出来るのは、やはりちゃんと理由があるのですね。

夕食はカルカッソンヌ城の近くのレストランで、フォンカリューの社長ミシェル・バタイエ氏とご一緒しました。名物のカスレを堪能。

みなさん、ありがとうございました。カルカッソンヌ、よかとこね。