10月14日 |
とあるプライヴェートなディナーにご招待いただきました。 会場は、神田の G’Drop さん。ワインファンの間では有名な老舗のワインバーですね。 |
ワタシをお招き下さったのは、プロヴィダンスのオーナー、ジェームス・ヴェルデッチ氏。 プロヴィダンスといえばご存知、ニュージーランドのスーパープレミアム・ワイン。年産わずか800ケース。 世界中のワイン商が、喉から手が出るくらいほしがるウルトラレアワイン。 ”プロヴィダンスといえば親も同然。おじいさん・おばあさん、ありがとう。ご先祖様に感謝を忘れずに。お彼岸にはお墓参りをかかしません。中元・歳暮は人間関係の潤滑油。”と、いうくらい凄い”超ワイナリー”です。 また、わがワインの師、故麻井宇介氏が、生前最後に情熱を燃やしたワイナリーとして、ワタシの心の奥底に刻まれている造り手でもあります。 |
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ジェームスさんとお会いするのは、これで3回目。 今日は、プロヴィダンスのインポーター、三国ワインの今井社長、ヴィノテークの吉田編集長とワタシで総勢4名の小さなワイン会。 はじめ否が応でも緊張し、自己紹介ではジェームスさんの苗字をカミカミするなど、早くもやっております。 ”ジェームス・ヴェルデッチ”っていいにくいです。ままなかさんとかは、絶対無理でしょう。早速ワタシもみんなにならって、”ジム”となれなれしく呼ばせていただきます。 |
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最初の一本は、2004年のロゼ。 プロヴィダンスのロゼは、1993年のファーストヴィンテージと、この2004年にしか造っていないレア中のレアワイン。 ワタシも飲むの初めてです。 おお、おお、おお、おお、ながしま! 不思議なワインですね。力強くやわらかく、繊細で大胆。華やかでお淑やか、コケティッシュでエレガント。 でも、ほんとうにおいしいっ! ワタシがへたくそな英語で一生懸命ワインのコメントをしていたら、ジムはいたずらっぽい視線でニヤニヤしています。 |
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「どうして、1993年と2004年にしかロゼを造っていないのですか?」 とたずねると、 「来年はまた作るかもしれない。(ここでウインク)このロゼの話はながーい話なんだ。」と、かれの生い立ちから、ワイナリーを購入するいきさつ、奥様との関係、ニュージーランドのワイン造りについての見解。などなど、本当に長い話になって、結局質問の答えにはたどり着きませんでした。 麻井さんの話では、吉田さんを交えて大いに華が咲き、ジムさんが涙ぐんで話に詰まる一幕も。 |
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2002年 プライヴェートリザーヴ なんという奥行きの深い熟成感。複雑で深遠。で、華やかなフルーツバスケット。おいしい。 2005年 プライヴェートリザーヴ 完璧なバランス。口の中でワインがとろけて消えていくかのよう。完璧なワイン。これこそワイン道の極み。究極のワイン。 2006年 プライヴェートリザーヴ 力強い。とにかく力強い。パワフル。圧倒的なパワー。それでいて、まったくエレガント。ジムによれば「2006年はダークホース」だそうです。 同じ畑で取れたブドウを醸造法で仕込み、これだけの変化があるとは。。。。 しかし、明かに共通する、ずば抜けた個性が潜んでいます。 これぞ、プロヴィダンス! “神の導き” に違いありません。 |
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さて、ジムさん、よくしゃべります。 たわいのないジョークの連発。辛らつなワイン業界への意見。真摯で謙虚なワイン造りへの哲学。われわれとテーブル周囲への気配り。などが津波のように押し寄せます。 プロヴィダンスもジムさんも、本当に素晴らしいです。うれしくて涙がでそうです。感動の嵐です。 記念撮影には、ウチの店の常連、長尾さんがちゃっかり混じっていますね。 ジムさんが今日ここにくるという情報がリークされていたようです。 |
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営業用の写真も一枚。
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ジムさん、感動しました。プロヴィダンス、ワタシも微力ながら応援しています。 今井社長、素晴らしい会をセットしていただき、今日は本当にありがとうございました。 |
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