7月9日
今日は朝からホセ、ティレル、マシューとミーティングです。
パンゴリンの新しいヴィンテージのセパージュの比率やら、ブドウを買い付ける畑の選定やら、新製品の開発やら、販売促進プロモーションについてなど、諸々の事項について真剣にお話しました。
けっこうシビアな話もあって疲れましたが、最後にやらせの写真を一枚。

みんなに「まじめな顔をして。」と頼むのですが、みんな笑っていますね。
南アの人は、やらせが苦手のようです。

午後からケープタウンに移動しました。ワールドカップのスタジアムは、急ピッチで建設が進んでします。
ここは、なんとか間に合いそうとの事です。
10年前はもちろんですが、5年前と比べても、街は驚くほどきれいになっています。
新しい高層ビルがそびえ、路にはゴミがまったく落ちていないし、お洒落なカフェやブティックがそこら、こちらに軒を連ねています。
南アフリカの発展を強く印象に受けずにはいられません。

また、ケープタウンを歩いていると、いたるところでワインバーやショップの看板を目にします。
ここは世界第8位のワイン生産大国であるということを、あらためて強く感じます。




さて、アルベルトたちはホセとマリの案内で、市内観光にでかけましたが、ワタシはひとりホテルにこもって、たまっていた日記をせっせと書きました。最近は海外に出ると、日記のことばかり考えているような気がします。行動をしたことを日記に書くのではなくて、日記を書くために行動しているような感じ。
「あ、ここで、こう動けば、日記的には面白いな。ふふふ。」ってな感じです。一種の病気ではないでしょうか?

3時間かけて日記を仕上げ、気分は爽快。便秘が治ったような感覚です。




ディナーでみんなと合流。
みんなあきれていますが、彼らもワタシの日記の読者なので、理解はしてくれています。
さて、ここはマリお気に入りの、ケープで今もっともホットなワインレストランのひとつ BIZERCA BISTRO。店内はおしゃれな地元のグルメたちで満席。セラーには、見事なワインの品揃え。もちろん全て南アのワインです。
前菜 ビーツとモッツァレラ
メイン オックステールの赤ワイン煮
すごーくおいしいです。いや見事に美味しい!!!南アにミシュランがあったら確実に星がつくレベルでしょう。いや、びっくり。
スパークリングワイン
(南アでは、バブリーと呼びます。なんかおかしいですね。)

シュナンブラン
シャルドネ
(アタラシア という新しいワイナリーだそうです。ほんまかいな?)

ピノノワール
(ハミルトンラッセル 2007年 さすがに美味しい!)

と飲んだワインは、いずれもお見事。
毎回期待をはるかに上回るエンターテイメントに脱帽です。
ホテルに帰ったら、ホテルのワインバーで寿司メニューを発見。寿司は、世界中どこにいっても、本当にポピュラーになっているのですね。あらためてびっくり。
おなかは、いっぱいのですが、これも仕事と思って、12貫のおまかせ握り。
げげげーっ!なんだこりゃ? すげー美味しい!!!
シャリも完璧。マグロは、見事な本マグロの中トロ。六本木の後藤さんレベルといったら言いすぎでしょうか?
すし屋さんじゃ、ないんですよ。ホテルのワインバーの寿司ですよ。絶句です。

これまで外国で食べた寿司の中で、たぶん、ここがトップですね。そういえば喜望峰はマグロ漁の本場でした。ケープ前の握りは最高です。いやあ、恐れいりました。

寿司に一人で感動してたら、ホセとアルベルトがなにやらバカな話で盛り上がっています。
やっぱり、うまいワインを作るやつらは、どこかでつながっているようです。
おバカなセルフフォト。
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