2月16日の1
今日は今回のツアー最後のワイナリー訪問です。
シチリア島の州都パレルモから南西に約100kmにある町、マザーラ・デル・ヴァッロにやってきました。
海を挟んで対岸はアフリカのチュニジアです。マグロの基地としても知られる港町。この町にあるフォラーチ社を訪問しました。
フォラーチ社は3世代にわたる家族経営のワイナリー。シチリアきっての最新の醸造技術を誇ります。
社長のピエトロ・フォラーチさんに、直々にワイナリーをご案内いただきました。ちょっと緊張します。シチリアの大きな会社の社長さんなので、実はマフィアかもしれません。
田村正和とフリオ・イグレシャスをたして割ったような雰囲気ですね。
実際のピエトロさんは、とってもフレンドリーで陽気なナイスガイでした。最新設備をそなえたワイナリーを丁寧に案内してくれます。
なかでも一番感銘を受けたのは、3年前に導入したというボトリングラインです。
実はボトリングラインなんて、どれも似たようなものと、たかをくくっていたのですが、これは驚きました。1時間に60,000本のワインをたった2人でボトリングできるそうです。それを可能にしているのは、最新のコンピューターとセンサーを駆使したチェックシステムです。たとえばラベルの位置が1mmずれているだけでもはじかれるし、コルクの打ち忘れやキャップシールの貼り忘れなども、わずかな重さの違いを感知してはじくことができるとのこと。そういえば、ここのワインにはラベル不良が今まで一度もありません。
設備投資にはお金がかかったけれど、長い目で見れば。大きなコストダウンが可能とのこと。なるほど・・・。
価格は安くても、おいしいワインには、こんなところにも理由があるんですね。
・・・・・・続く
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