本日お料理研究家林グー先生の青山のアトリエにてワイン勉強会
お料理の準備にいそしむグー先生と助手のまつのり
おっと、こんなボトル見っけ
おお
ブラインドテイスティングなのね
           いやだわ
てなわけで、参加者の集まりがおそくて、いいかげん、待ち時間のシャンパーニュで
できあがったころにやっとスタート
真剣にテースティングするグー先生となごやかに
テースティングする参加者たち
真剣に作法を娘達に説明するグーかあさん
え、おまえは真面目にやったのかって。もちろんですよ。私はプロですよ。

若いボルドーのかなりよいクラスのワインとまではわかったのですが、そこから奥がなかなか難しい。
途中で1999年のヴィンテージてことが知らされたので、何本かは思い切ってシャトー名まで勝負!


<以下、私のブラインドでの推測と正解>

1、中庸な若いボルドー特有の薄さを感じる。
最初の印象はよくないが、あとからだんだん香りがでてきた。
カベルネフラン主体のサンテミリオンのグランクリュ・クラスあたりか?シャトー名特定できず。

→正解 シャトーピションラランド1999    ひえーおおハズレ!

2、1よりはしっかりしている。
最初はメルローと思ったがだんだんカベルネのスタイルがあがってくる。
サンテミリオンだと思う。
サンテミリオンでカベルネったらフィジャックか?それにしてはちょっと力不足。

→正解 シャトー ポンテカネ1999     おおハズレ!

3、これは初めはカリフォルニアかと思うくらい外交的で攻撃的なスタイル。
新樽と抽出のテクニカルなスタイル。でも、残糖のすくなさから、やっぱボルドーだな。うん、こりゃ、ポーヤックだな。これだけ抽出したポーヤックとなれば限られてくるぞ。よし、グランピュイラコストにしよう。

→正解 シャトーパヴィマカン1999     おおハズレ!

4、おっと、かなり熟成のニュアンスがあるぞ。開放槽で長い発酵したワインみたいな感じ。もしくは樽熟成が荒かったのかな。ワイン自体はしっかりしている。
攻撃的な感じは無いけど良いグランクリュもの。熟成の早いグランクリュといえば...よし、グリュオラローズだ!

→正解 プティムートン1999     おおハズレ!

5、これは偉大なワイン。まとまりが非常にいい。しかもどんどん複雑な風味があがってくる。奥行きの見事さ、エレガントさ、これは偉大なワインですね。
でも、バランスが良く飲みやすい。攻撃的な凝縮したニュアンスはない。うん、バラの香りがする。そうか、シャトーマルゴーだ!おお!マルゴー!
   →正解 シャトームートンロートシルト1999 5大シャトーであることは当たり
    でも99ムートンってこんなにエレガント?イメージ違うなあ。
6、これも偉大なワイン。最初は柔らかく感じたので、サンジュリアンのセカンドあたりかと想像しましたが、どんどんパワーがあがってくる。
坂口”大”先生の「後味に強い酸を感じる。よってモンローズ!」とのご意見に心が動かされる。うん、確かにモンローズっぽい。いや待てよ、そうかわかった。ちょっと醤油っぽさがある。ということはなあんだ、ラトゥールだ。そうだ。この強さはきっとラトゥールだ!
   →正解 シャトーラフィットロートシルト1999   
ラフィットの99って強い味わいなんですね。うーん、皆既日食記念のお日様が笑っています。
いやあ、おおはずれ。またしても面目丸つぶれ。
でもね、そんなに当たるもんじゃないってば。こういうの。
グー先生、ありがとうございました。お料理おいしゅうございました。
ネギがね、よいのよ。お米の炊き加減が絶妙なのよ。
助手の松本典子@マガジンハウス