02/12
今日はちょっとアカデミックに。ワイン通になれるペログビ。
1本目
ヴィリエラ シュナンブラン 2001 ¥890
これ、おいしいです。
今まで飲んだ南アフリカのシュナンブランのなかで一番おいしい...かも。
南アフリカではシュナンブランから昔はスティーンと呼ばれる甘口の白ワインが大量に作られていました。このワイン、主にイギリス向けに輸出されていたもの。
ワインのお勉強の本とかには
「南アフリカではシュナンブラン種はスティーン種と呼ばれている」
とかよく書いてありますが、現地ではスティーンといえば甘口ワインのことを指すようで、一般にも品種名はシュナンブランと呼ばれています。今でも栽培面積は最大で最も生産量の多いもの。
赤のピノタージュとならんで、南アフリカのワインメーカー達はこの白ブドウは「南アフリカのオリジナルである。」といった思い入れが強いのです。
ただ、このワインから現在も大量に造られる価格の安い日常辛口ワインはお世辞にも「おいしい」とは我々にはいえないもの。ごく最近になって、国際市場を見ながら力を入れて生産された高級シュナンブランも増えてきましたが、今まで価格と品質のバランスに優れたものには出会えませんでした。
で、これ、やっと見つけた。フランスワインと比べても890円のワインとして非常に高品質なもの。おいしいです。酸は昨日飲んだソーヴィニヨンブランと比べて控えめですが、果実味は溢れ出ます。果肉のヴォリューム感とミネラル感のバランスにも優れています。
ロワールのソーヴィニヨンブランと南仏のシャルドネを足して2で割ったような味わい。おいしいです。うーん、まんだむ、お久しぶりね。
2本目
ヴィリエラ メルロー 1999 ¥1580
いや、まいった。これはうまい。
1本目の生産者がつくるメルロー。南アフリカでも絶賛され、価格も安いことから引っ張りだこらしいこのワイン。メルローのよさがたっぷり。見事に上品な新樽のニュアンスと溢れ出る果実味。いやはや驚きです。ペトリュスの空き瓶に詰め替えて小山田さんにニセワイン作らせてひと儲けしようかな。絶対ばれないぞ、これ、若いヴィンテージだったら。
気をつけてね、カーヴドリラックスで1本1万円とかの安いペトリュス売ってたら。(ウソです)
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