邦ちゃんの質問箱コーナー
港区の I さんより質問です。
私、常日頃、内藤さんのおすすめを中心に銘柄選択している従順な子羊(?)でございます。
本日購入したテラヴィティスもたいへんおいしゅうございました。 そこで質問です。上記のテラヴィティスやペスキエのラベルに”Non Filtre” とあり
ますが、フィルター濾過しているものといないものとの違いって具体的にはどういうところに現れるのですか?お教えください。
フィルターの目的は、ワイン成分中の不純物を除去しワインの品質を安定させることにあります。ミクロフィルターを使えば微生物までろ過することが可能なので
SO2の添加を抑えることもできますし、貯酒管理が楽になる分醸造コストを下げることが可能になります。
しかしワインをろ過することによって味わいの成分まで除去されてしまい、腑抜けた味のワインになってしまうこともあります。
一方ノンフィルターのワインを造るには、ブドウを清潔な状態に保ち、醸造タンク内でワインのオリ引きを丁寧に行わなければなりません。しかし最近はノンフィルターのワインの方がイメージがよく、売れ行きが良いことから、ワイナリーによってはブドウに農薬を大量に使用し、また醸造タンク内や瓶詰め時にSO2の添加を大量に行いながらノンフィルターを売り物にしているところもあります。
こんなのはイヤですよね。で、テラヴィティスの場合は農薬もSO2を使用しないノンフィルターであるところがポイントです。普通に考えればとてもリスキーなんですが、だから到着するまでとても心配だったんですが、でも、これおいしい。当たり前のことですが、おいしいってことが一番大切ですよね。
あら、きょうは真面目モードなお答えね。とってもタメになるわ...
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