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早いもので今日からもう6月、ついこの間お正月だったのに。もう今年も間もなく半分ですか、月日の移ろいは早いですなあ。

1本目 あれ、今日あたりそろそろ休肝日じゃない。ま、いっか。月も変わったことだし...
 ドメーヌ・ブラナ イルーレギ 2000 サンプル試飲 価格不明。
いやあ、珍しいですね。イルーレギの白、ぼくも白は初めてです。イルーレギはスペインとの国境近くのバスク地方の小さな小さなアペラシオン。
栽培面積全部あわせても150haはサントリーの山梨ワイナリーよりちょっと大きい程度です。
赤はね、たまにみるけど、白はホントに珍しい。これもお友達のジャン・ミシェルつながりです。どれどれ、ありゃりゃ、おいしい。もっとアルコール分が前に出たエグい感じかな、と想像してたんですが、とっても綺麗な果実味がひろがります。ぶどう品種はクーブとプティマンサン、グロマンサンという地元品種だそうです。なあんだ、マルキと並ぶ家飲みの定番、コートドサンモンの白と一緒ですね。このワイナリー10haしかない小さなところだって。1haから仮に500ケース分収穫するとして全部で5000ケースですね。それくらいなら一人で飲める??

2本目
 ロベール・アンポー ブラニー 1992 ¥2980
きのうの飲み残し。これ、よく見るとただのブラニーじゃなくてラ・ピエス・スー・ル・ボワ って畑ものだった。この手の熟成した軽めのブルゴーニュ、次の日は味が落ちてることが多いのですが、これはやっぱし全然OKでした。そうだと思った。ただ軽いだけじゃなくてブドウの芯がしっかりしている感じ。なんか言葉で表現するの難しいんですが、滋味っていうのかなあ。ブドウのエキスがしっかりボトルに詰まってるって言うのでしょうか?飲めば飲むほどおいしさがこみ上げてくるって感じです。ハイ、もうおしまい。もっと飲みたいなあ。

でも、もうワインはおしまい。で、ちょっとナイトキャップにアルマニャック。いや、委員長。違うんです。飲むんじゃないんです。香りを利くだけです。お願い。飲まないから...
3本目
 タリケ 1985 バーアルマニャック 香りだけ。
なんか、ブランデーって、成金おやじがガウン着て、トラの敷物の上で、例のブランデーグラスを手のひらで暖めて、みたいな。あとは、おねーチャンのいる店で、がはは、しながら、裕ちゃんの歌カラオケしてたり。でもね。本来はワインの延長なんですよ、ブランデーは。ワインを蒸留してつくるブドウのお酒なんですよ、知ってました?コニャックとアルマニャックが最高の産地ですが、コニャックはあまりに産業化してしまい、なかなか小さな良い造り手がみつかりません。アルマニャックのとくにバーのほうに小さなよい造り手が出てきます。単一ヴィンテージものはホントに良い年のブドウで仕込んだ貴重品です。これ、いい造り手、ああ、おいしい。いや、なに、香りがおいしいのよ。