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1本目
 ナヴェラン ブランドブラン 2000年 790円
やっとです。長い道のりでした。スペイン・バルセロナ近郊で産出する白ワイン、
2000年は新入荷。二度ほど間違えて1999年を飲みました。もう1999年は在庫がなくなりました。で、味わいはOK、OK、おいしいです。1999年に比べると溌剌とした酸が前面に出る分ドライな感じです。2000年にはかすかに発泡性があります。これ、そのうちに消えるんですが、これからの季節にはこの微発泡はよーく冷やすとかえっておいしいはず。いいぞ!来年の今ごろは泡が消えて甘味が出てくるはずです。うーん、
まんだむ

2本目
 シャトーカントローズ 1996年 1480円
カルチェのオーナー、アラン・ドミニク・ペランが経営するシャトー・ラグルゼットが造るフランス南西部カオール産のワインです。ラグルゼットの自社畑以外の周辺の葡萄園から買い付けたブドウで仕込むネゴシアンバージョンです。私の古い知り合いのジャン・ミシェルのお友達がここのワインメーカーでつながり、ワイナリーから直輸入です。そういえばカルチェとカーヴドリラックス、「カ」が一緒です。奇遇だなあ。で、これ、高いワインの味がします。高級ワインの味わい。ミシェルロラン風というのでしょうか。かすかなスーボワのニュアンスが効果的。
”松”兄い、これですぜ。これ、おいしいスーボワ。よく出来ています。浜ちゃんもお勧めです。芳醇なマルベックのパワーと丁寧なお金をかけた仕込みからくるエレガントなニュアンス。
目立ちたがりな雰囲気と育ちのよさを併せ持つ貴重な1480円。おかげでなんか今夜はゴージャス気分だわ。そいえば押入れに誰かにもらったカルチェの枕カバーあったんじゃない?


邦ちゃんの質問箱コーナー

お久しぶりねこのコーナー。 千葉のKさんよりのお問い合わせです。みんなも一緒に考えようね。

Q:マルキドボーランのソービニヨンブランとメルローを使わせてもらっています。実はワイン初心者の私ですが、ちょっとお尋ねしたいことが・・
ソービニヨンブランの方なんですが、お客さんにお出ししてすごく喜ばれました。半分ほど残ったので、2日後に来るから冷蔵庫に入れて置いて!と言われその通りにしました。
ワインってその時に飲んでしまった方が良いのではなかったのかななどと思いながら、2日後に来店したときに言われたとおり残りを出したんです。
そしたら最後の方にガラスを砕いたようなザラザラした砂糖のような物がたくさん出てきました。
お客さんは良くあることだよと言って笑っていましたがそんなもんなのでしょうか?
そしてまた新しい物を開けて飲んでくれました。そしてまた残りを2日後に・・・またまたあのザラザラが出てきました。内藤さん!あの透明なザラザラ何ですか?
もしかしてワインを良く知っている人には簡単な物かもしれませんが初心者の私にはとっても不思議です。

A:それは酒石というワインの成分が結晶したものです。
酒石酸カリウムというワインの味わいを構成する大切な成分ですが、低温で結晶します。
もちろん一切害はありません。ただ、日本ではワインはあまり普及してないこともあり、国産ワインや大手の輸入するワインの中には予め出荷前に低温処理をして酒石酸を減らすものが多くあります。個人的にはこれはワインをわざわざダメにするような行為だと思っており、カーヴドリラックスの輸入するワインはこういった処理をおこないません。
ワインを保存するにはちょっと冷蔵庫の設定温度が低すぎるのかもしれませんね。できれば10度以上で保存していただくとおそらく酒石は結晶しないと思います。
もっともフランスやドイツなどでは、お茶の葉っぱが湯飲みにはいったくらいの感覚です。ま、飲んでしまうとちょっとザラザラしておいしくはありませんが、グラスに入らないように気をつけて注いで頂けば何も問題はありません。

みんなもワインのことで知りたいことがあったら、どんどん邦ちゃんに質問してね。
気が向いたらお答えするわ。