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某所にてお花見。お花見でワイン飲んでる人、ほんとに多くなりました。10年前では考えられないことです。で、またしてもドボン!!最近ドボンが多すぎ...深く反省。
印象に残った1本。
 オーボンクリマ ピノノワール&モンデュース 1999 ¥2680
きわめて収穫量の少なかったサンタバーバラ1999年のピノノワール。1ヘクタールあたり25ヘクトリットルくらいしか収穫できなかったそうです。普通の年の半分以下。これではレギュラー価格のピノノワールが造れないってことで、ジム・クレンドネンが選んだ方法はモンデュース種との半々ブレンド。モンデュースというブドウはブルゴーニュからスイス側へ山を登ったサヴォワ地方のブドウ品種。濃い色合いのブドウです。先祖はピノノワールと一緒らしい。なんで、そんな品種がカリフォルニアにあるのかって? それはですね。カリフォルニアはAVA指定地域でも85%以上の使用量でブドウの品種表示が可能なんです。つまり15%は他のブドウをつかってもいいってこと。この品種もブレンド用に昔から栽培されていたのですね、はい。だまって飲めばピノとしか思えない。でも、そういわれてみれば味わいが重い。色も濃いし、味も濃い。香りも強い。ちょっと苦い。おいしいです。高いワインの味がします。こういうマーケティングの仕方、いかにもジム・クレンドネン。上手ですね。モンデュース種、内緒でいっぱいブレンドしてるワイナリーの人たち、目が点になってたかも知れません。