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明日からのワインフェア・アイテムの中のロバート・モンダビのオールドヴィンテージ、シャルドネ1979、フュメブラン1980にボトルにより色の濃淡差があり、輸入元のメルシャンに問い合わせたところ、なんとメルシャン理事・技術部長の小阪田さんがお見えになりました。メルシャン・パリ事務所長、勝沼ワイナリー工場長を歴任された方、たしか田崎さんが世界一ソムリエになったときのソムリエ選手権決勝審査員...。ヒエー! いっしょにモンダビを新飲。

1980 フュメブラン
褐色 よく熟成したニュアンス。過熟成であることは間違いないが甘味がたっぷり残る。私はOK。

1980 フュメブラン
黄金色 綺麗な果実味、ペトリュアム、よく熟成した偉大なリースリングのよう、青草の風味も残る。おいしい。

1979 シャルドネ
褐色。マディラを思わせる過熟成の香り。よく熟成したシャルドネ。口に含むと甘味を感じる。バニラのような風味は残っていない。アフターはとてもきれい。酸化したワインにありがちな雑味、いやみは感じない。

1979 シャルドネ
黄金色 シャープな果実の酸、円熟の果実香。複雑な味わい。かすかにバニラの風味。たっぷりとしたミネラル。おいしい。

小阪田さんによれば、いずれもワインとしてのピークは過ぎているものの健全。古酒としての価値は高いと思うとのこと。但し、同じロットでこれだけ差があると同じ価格で同時に販売するのはいかがなものか、とのことでした。確かに、いずれもOKではあるものの、これだけ味わいに差があると売りづらいなあ。結局、色の濃い方は今回の販売は見送ることにしました。いずれメルシャンのご協力を得て(?)、どーんと処分価格(?)で提供するつもりです。熟成したシャルドネが好きな方はお楽しみに。

丁寧なご対応をいただいたメルシャン株式会社とお忙しいなかお店までお越しいただいた小阪田理事に感謝申しあげます。ありがとうございました。

フェア準備のため遅い帰宅。あすも早いから今日は1本だけ。

 シャトーラフォン コート ド デュラ ソーヴィニヨンブラン 1995 ¥890 新入荷
きのうとおととい飲んだメルローに同じドルドーニュ地方の白。5年熟成のソーヴィニヨンブランらしい湿った蒸しタオルのような香りとたっぷりとしたミネラル感。柑橘系の酸、キレのあるドライな味わい、おいしい。でもこれ堀辺さんが嫌いな味だぞ、きっと。