10/12
本日は年に1度恒例のボランジェ・クラブの例会です。
昨年の例会では、メンバーのネクタイを間違えて参加するという大失態を
演じたことは記憶に新しいところですね。
今年こそはと、朝でがけに何度も何度もネクタイを確認し、万全の体制で
臨みました。本年の会場は六本木の”Studio J”さん。

会場にボランジェ社のオーナー、ご夫妻をお迎えします。


1本目 ヘパリーゼ・ドリンク (肝機能を高めます)
ご存知ワインライターの葉山大王に頂きました。香草のニュアンスがいっ
ぱい。(写真は大王と大魔王)


2本目 ボランジェ キュヴェスペシャル サルマナザール(9L)
でかいボトルは泡がキメ細やかで、普通のボトルとは味わいが明らかに違
います。


3本目 ボランジェ グランダネ 1995 ジェロボワム(3L)
10/4にイレールでレギュラーボトルを飲みました。
でかいボトルは泡がキメ細やかでおいしいですね。


4本目 ボランジェ グランダネ ロゼ 1996

酸が印象的。高いワインはうまし!


5本目 ボランジェ RD 1988 ジェロボワム(3L) !!!

これはすごーい!ですね。

ボランジェのRDといえば親も同然ですが、なんとジェロボワムです。
こんなの初めて!聞けば日本に割り当てられた2本のうちの1本だそうです。
なんとも深い味わいです。モンゴルフィエさんの説明では、1988年は非常
に素晴らしい年だったそうです。
ピノノワール72%、シャルドネ28%の典型的なRDのスタイル。
デゴルジュマンは 2000年9月のオーナーご夫妻の結婚記念日に行われたそ
うです。

オーナーご夫妻と一緒にいただくRDにしばし夢ごこちです。
こう、なんというか魂の領域にはいっていくような錯覚に陥ります。
値段の高い貴重な貴重なワインを素晴らしく飲むときってば、思い過ごし
かもしれませんが、飲み手とワインの共感というか、一体感というか、共
鳴というか、なにかそんなものがあるように思います。
きっかけはそのワインのもつ香りとか味わいですが、その先は別なもの。
恋愛に似ているかもしれません。ある人を好きになるのは、顔がきれいと
か、カワイイとか見た目がきっかけになることが多いですが、そこから先
は別物ですよね。感性に訴える説明不能な感情や、ある種の思い込みの激
しさが、より心を揺さぶります。
ワインもその品質そのものに絶対価値があるのではなくてワインと飲み手
の精神との共振こそが、その素晴らしさなのだと思います。
それは、その場の雰囲気とか、おいしいお食事とかもありますが、やはり
そこにいる人と、何故そこにその人と自分がいるのか ? といったリレイ
ション、これを”縁”というのだと思いますが、一番に大事なことかも知
れません。間違っても、単に高いお金を払って、高いワインを飲んだとい
う経験だけには、大きな価値はないと私は思います。
       一人じゃシャンパン3リットルも飲めないし....。

いや、ほんとに素晴らしかったです。お金では買えない経験ですね。
でも買うとしたらボランジェRDの3リットルって幾らくらいするんだろう?

ボランジェクラブ、ばんざーい!