8/2 本日「ままなか部屋」でおなじみの濱中さんの結婚をお祝いするパーティーです。
カーヴドリラックスのほぼ全スタッフが愛宕のワインレストラン「S」へ大集合。
奥様の一枝さんは青森県むつ市のご出身。むつ市といえばワタクシがメルシャンの新入社員として一番最初に担当した場所。
そのころ一枝さんは小学生だったそうです。ローカルな話題に話がはずみます。
いつもニコニコの濱中さんは、もうでれっとしちゃって、もうじぇんじぇえんだめ、見てられません。
さてさてずらっと並んだグラスの数々。今日は奮発しちゃいましたぜ。
お料理です。
アミューズ アイスヴァインのキッシュ 前菜 フォアグラのソテーととうもろこしのガレット
スープ カボチャと夏トリュフの冷製 魚料理  鰈(カレイ)と小海老のカーディナル風
肉料理 雌鴨のソテー 赤ワインソース 5種のスパイス デザート
「S」さんがこの日のために特別に用意して下さったスペシャルメニューです。
これ、ウルトラ超おいしかったです。若い当店のスタッフ向きにかなりのヴォリュームでしたが全然もたれず食べられちゃいます。
私的には近年のベスト料理です。一品一品がすべてワインとのバランスを考慮して組まれたメニューに全員がうっとり夢ごごち。
ワインです。秘蔵のワインもだしちゃいました。

ボランジェ ブリュット マグナム
アラルディカ ローロアルネイス2002
ドメーヌベルターニャ ヴージョブラン1er 1998 シロヴージョですね。
これが最高にうまくてビックリ!
シャトー シュヴァルブルン 1994
ドメーヌラモネ シャッサーニュモンラッシェ モルジョ 2000

さて、さて、お約束のケーキ入刀
スタッフ全員からのお祝いは・・・・シャトーラフィット1998
こんなにお祝いしてあげたんだから、キスぐらいしろ!
とはやしたてるのですが、なんかこの二人大丈夫なのかな?ってくらい初々しくて・・
5分くらいモジモジして
で、やっとなんとかほっぺにチュ!・・・・・・・・・・・・ま、いっか。
そして、クライマックスは、なんと...
シャトー デュケム 1961!
私の秘蔵の1本。あんまり状態よくなかったので心配だったのですが、まるで生きていました。
深い琥珀色の液体はまさに魔法の媚薬のよう。滋味にあふれ、えもいえぬ官能的で甘美な蜜と深く複雑で壮大な宇宙を思わせる果実味!
濱中さんの影響もあってみんな腰砕け。小山田さんは椅子から転げ落ち、メーメーやぎに戻ってしまってました。

いやあ、濱中さんのおかげで、とても素晴らしい食事をすることができました。見事なサービスをして下さった多川副支配人と記念撮影。
最後はみんなで記念撮影。ハイチーズ。濱中さん、おめでとう。いつまでもお幸せに...。


・・・・・・
人生楽あれば苦あり...。私はこのとき、まだ、これからわが身にあの忌まわしい、恐ろしい運命が待ち受けていることなど、知るよしもなかった...。
珍しく終電に間に合い、おいしいワインと料理の余韻にうっとりしながら小田急線に揺られておりました。
自宅のある鶴川駅に到着し、改札口を抜けるとき、後ろの人がドンとぶつかってきたのです。
あれ、っと思いましたが、そのまま家に向かう途中、「あれっ?財布がない...!」 やられました。噂に良く聞く終電スリにやられてしまいました。
うっとり、ボケーとしてたのでしょう。ああ、なんてこったい。財布には現金7万円!
(いつも5千円くらいしか持ってないのですが、今日はパーティーでお金払う必要もあるかと、大金を所持していたのである)
免許証、クレジットカード各種、キャッシュカード、パスネット、スイカ、リラックスポイントカード、各種領収書などなど...ああ、なんてこったい。
涙がちょちょぎれます。ああ、なんてこったい。7万円といえば親も同然。もう死のう、生きていても意味がない...
目の前まっくら。みなさんもワイン飲んで電車乗るときは注意してくださいね。ま、あのまま2次会いって気が大きくなってカラオケ代とかみんなの分払って
さらにワインバーでかっこつけて高いワイン抜いて、タクシーで道に迷いながら帰ってくればちょうど7万円くらいですね。
ま、強盗にあって怪我しなかっただけよかったと思いましょう。....ふぇーん。うるるる...
画像は財布をすられた翌朝、落胆し肩を落とす筆者。