はらわた派 Eさん
ハゲマシておめでとうございます。私もサンマははらわた派です。
ですが、サンマのエラあたりの部分のはらわたにはうろこ?みたいなのがあり上アゴのあたりに張り付きとても不愉快な感覚を味わう
ことになりますので、くれぐれもはらわたの追いすぎにはご注意下さい。
追伸:ところで、あれは「うろこ」なのでしょうか?
はらわた派 Kさん
全くそのとうり、はらわたを食べずしてなんで秋刀魚を食べるのか!ですよね。
以前商売柄、お客様の注文で秋刀魚の塩焼きをお出ししたら、何と、はらわただけ食べて後はいらないといって、返されたお客様がい
ましたよ!まあそれもどうかと思いますが。
何はともあれ、内臓系は貝、魚、獣を問わず美味しいですね。
追伸:エスキモーの人達はあざらしを捕まえると真っ先に内臓を生で食べるそうですよ、他の部分も全て生で!冬が厳しくて野菜がな
いので、生肉を食べないとビタミンが取れないからだそうです。日本人で良かった。
アンチはらわた派 Sさん
ハラワタのどこがおいしいのか、きちんと説明してくれなければ、私のようなアンチ・ハラワタ派にはまったく説得力がありません。
あの「苦み」自体が「旨い」というのは味覚上の矛盾だと思います。確か、かの田崎真也氏は、コーヒーの「苦み」をそれ自体でおい
しいと思う人はいないはずで、砂糖とミルクをブレンドして初めてコーヒーのおいしさを味わえるのだと、おっしゃってました。
同感です。納得のいく説明をお願いします。
追伸:これからもペログリ、もといペリグビ続けてくださいね。
はらわた派、アンチはらわた派とも追伸があるといった共通点がみられるのは興味深いですね。
アンチはらわた派のSさんのコーヒーのお話はワタシも同感であります。
これは古いヴィンテージの熟成したワインにも言える事で、熟成による味わいは決しておいしいものではないと私は思います。
熟成してもいまだ残る果実味があればこそ熟成したワインをおいしく感じるのだと思います。しかし、味わいの記憶は意外と残るもの
で、熟成した凄くおいしいワインを一旦飲む経験をすると頭の中に「熟成感=おいしい」という方程式がインプットされるようです。
さらにそれを繰り返したいっちゃったワインオタクさんは、普通の人がおいしいと思わない’いっちゃった’ヴィンテージワインを逆
にめでるという習性もあるようです。「おまえらにはわからないだろう」って優越感にひたれるからでしょうか?話がそれました。
サンマのはらわたで果実味やミルク・砂糖に相当するものはひとえに鮮度であります。Kさんのいうようにエスキモーが内臓をまっさき
に食べるのも鮮度が落ちると臭くて食べられなくなってしまうという理由もあるようです。
関西で有名なホルモン料理のお店がこだわるのは屠殺場まで新鮮な内臓を仕入れにいくことだ聞いたこともあります。サンマのはらわた
も鮮度が命、冷凍ものではいけません。やはり刺身で食べられる鮮度が要求されます。新鮮なサンマのはらわたは苦味にまさる甘味があ
るとワタシは思います。鮮度の落ちた苦味と臭みばかりのはらわたはワタシもアンチであります。
追伸:Eさんの質問のウロコですが、あれはウロコです。これはサンマの漁法によります。
コストの安い底引き網式の漁でとったサンマは大きな網の中でひしめくウチに他のサンマのウロコを飲み込んでしまうのだそうです。
スーパーで売られているサンマはほとんどこの漁でとられたものです。ですからハラワタの深追いは禁物です。ワタシが普段の食事をす
る高級料亭(うそ)では、網を水中にセットしておき魚をその上に集めてすくいあげる棒受け網漁式といった漁法で丁寧にとったサンマ
を使うので、サンマのウロコなんて、邦ちゃんは食べたことない(うそ)のよね。