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友、遠方より来る、珍客到来です。
クレイグ・マクドナルドは今をさかのぼる12年程前、某カリフォルニア大手ワイナリーの日本法人を
立ち上げるため、当時広尾に住んでいたアメリカ人。
ひょんなご縁があって知り合い、妙にウマがあって親しい付き合いが始まりました。夜な夜な二人で六
本木に繰り出したり、彼と一緒にカリフォルニアを初めて訪問したのが昨日のことのようです。
彼は数年前に大手ワイナリーを退職後ソノマにワイナリーを購入し、ワイン造りに精を出しているとの
噂は聞いていたのですが、おとといメールが届き、突然日本にやってくるとのこと。
約5年ぶりの再会です。銀座のPALITANAさんにお邪魔しました。
1本目 ストライカー シャルドネ 2001
ワイナリーの名前はストライカー。妙なネーミングですが、ワインを飲めばわかります。
どのワインもまさに心を強く打つ味わいです。
これはカリフォルニアワインとしては樽香の控えめな、しかし非常にインパクトのある味わいです。
綺麗で迫力のある果実味があふれ出ます。アルコール度数が15%もあります。
でもアルコールっぽさは皆無。高いところで均衡のとれた素晴らしいシャルドネです。
2本目 ストライカー プティヴェルドー 1999
若さ溢れるワインメーカーのティム君。
シャイで控えめな無口な好青年ですが、ワインメーカーってのは万国共通で、ことワインの話となると
ホントに良く喋ります。
プティヴェルドーってブドウ品種知ってますか?
ボルドーの品種の中で最もマイナーなもの。
カリフォルニアではさらにレアですね。
ティムの目指すワインつくりは、メリハリのはっきりとしたアルコール分の高い、どこのワイナリーが
つくるワインともはっきり異なる個性的なワインとのこと。長く大手ワイナリーで国際マーケッティン
グを担当したオーナーのクレイグがワインメーカーに彼を選んだのが「なるほど」とおもいきりうなず
けるワインをつくります。
これアルコール分が17%もあります。でもエレガントで非常にバランスがよい素晴らしいワインです。
奇をてらったものでは全くありませんね。おいしいです。
3本目 ストライカー ジンファンデル 1999
これもすごーく良い素晴らしいできのジンファンデルです。
濃厚で信じられないほどの凝縮感のあるワインです。ジンファンデルのチャーミングな果実味が恐ろし
いほど上品に見事に引き出されています。
クレイグがこんなワインを造るようになったんだ!と感激。
生産量はワイナリー全体で9000ケースほどの小さな規模で、ほとんどがワイナリーのショップで消費者
に直接販売されているそうですが、ぼくも少しだけ分けてもらうことにしましょう。
こりゃ、ぜひとも買わねばなるまい。
 
シェフの古村さんと記念撮影。
で、ティムが日本酒が飲みたいというので、赤坂の某バーで広島・酔心の吟醸酒。(画像なし)
これ、ティム君妙に気に入ったようです。
カリフォルニアで飲むよりずっとおいしいって、で、ワタシはドボン。
ジャパンはストライカーより強烈。