別府のおすすめ

チャートン マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン 2012
ニュージーランド マールボロ 白 フルーティーな辛口
2,800円
 
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%

チャートンは、サム&マンディー・ウィーヴァー夫妻によって営まれている小さなマールボロのワイナリーで、1997年からワインの輸出を行ってきました。チャートンのワイン造りは、力強い香りと味わいを特徴とするマールボロのブドウに、ヨーロッパのファインワインの洗練と複雑味を結合し、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールのワインを生産することを目指しています。サム・ウィーヴァーは、ロンドンのワイン商でワイン取引を学び、マールボロ屈指のワインメーカー、ワインコンサルタントとなるまで、25年以上に渡り、ワイン畑と、ワイナリーと、そして様々な国(ニュージーランド、英国、フランス、東ヨーロッパ)のワインマーケットの橋渡しをしています。
鮮やかで香り高く、白スグリやエルダーフラワーのほのかな香りがします。凝縮感と複雑味があり、なめらかでクリーミィな口あたりで、メロンや白いバラのジャムのような果実味も感じられます。2012年ヴィンテージは、柑橘類のキリッとした清涼感が長い余韻につながっていきます。
(アルコール度数:13%)
そろそろ大分暑くなってきましたね。
夏も直ぐそこ。
こんなときに飲むのにいいのはスッキリした白ワインが王道ですが、ソーヴィニヨン・ブランなんか正にピッタリじゃないでしょうか。
特にニュージーランドはマールボロのソーヴィニヨン・ブランはスカッとした果実味とハーブのニュアンス、そこそこ肉厚ながら酸がすっきりと伸びて ノ、そう、イメージしやすいですよね。
ニュージーランドと言えばソーヴィニヨン・ブラン、というくらいに有名な品種ですが、実はニュージーランドはマールボロで植えられ始めてからほんの30年。
ごく最近になってからの話なんです。
たった30年でここまで来たのには官民挙げての様々な努力がありました。
この短期間でソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドで爆発的に栽培されるようになり、ソーヴィニヨン・ブランと言えばロワールのサンセールか、オーストリアのシュタイヤーマルクか、マールボロ、と言われるようにまでなったのです。
一方、まだまだ新しい産地であり、冒頭でお話したように結構分かりやすい味わいのものが多いので、特徴的なキャラクターを持ったものはまだまだ多くないように思います。
分かりやすく言うと、よくも悪くも期待通りな味わいのものが多い。
その中でこのワインは違いました。試飲会でピカっと光ってました。
グレープフルーツやハーブの香りは一緒ですが、その中に桃やオレンジも混じり、とても密度のある香り。
ただ爽やかなだけでなく、口の中で動きを感じるくらいにエネルギッシュで余韻も長いです。
見るとマールボロでは珍しいビオディナミ栽培で、しかもコルクというのもニュージーランドでは珍しい。
うーん、しかもこの価格。
間違いなく期待以上の味わいです。
ぜひぜひお試しを。